困ったことだ 2005 9 30
東証一部市場は、「上がるから買う、買うから上がる」という状態になってしまい、
もはや、誰も、日足チャートを気にしなくなってしまいました。
数年前の「ITバブル相場」の時も、そういう状態で、
移動平均線が、株価に、全く追いつかないほど、急上昇しました。
その代表的な例が、「光通信」でした。
こういう状態では、熱狂が冷めない限り、新規買いは危険だと思います。
もちろん、マネーゲームと割り切って参加するのは、問題ありません。
5日移動平均線を割り込まない限り、マネーゲームは、継続するでしょう。
ただし、こういう急騰相場は、5日移動平均線を割ったら、
脱兎のごとく逃げる必要があります。
「光通信」が、そういう展開だったのです。
一方、新興市場は、閑古鳥が鳴いています。
優良銘柄で、業績がよくても、売られ続ける銘柄もあります。
好業績、割安でも、株価が低迷している銘柄が、たくさんあります。
実に、対照的というか、極端な相場になっています。
東証一部市場も、新興市場も、バランスよく上昇しないものか。